2009年6月27日土曜日

竹パウダー

竹パウダーって知ってますか?


「現代農業」という月刊誌の今年の4月号に掲載され、「竹」のパワーが一部で大注目を集めたようです。



そこで市販のものを購入して実際に実験することにしました。

ひとつは竹パウダーを野菜栽培に使ってみる。
期待する効果は、竹の殺菌力で害虫がつきにくくし、土を活性化させる。さらに竹パウダー自体の堆肥としてのパワー。
ベランダで育てているトマトの地表面に5センチほどの高さでかぶせています。

もうひとつは「生ゴミ堆肥」に土やおがくずの代わりに竹パウダーを使ってみる。
こちらの期待する効果は、殺菌作用があるので、生ゴミでも匂いが出ない。
普段、おうちで料理ででる生野菜のくずなどを放り込んでいます。
普段の生活から簡単に清潔に野菜づくりの堆肥が作れれば最高です。

さて、途中経過です。
トマト栽培においてはいまのところ、即効性はないけど、徐々にトマトが元気になってきました。(ただ、同じ時期に麻袋を使った栽培法に変えたので竹パウダーだけのせいとはいいきれません)

生ゴミ堆肥のほうは順調です。
竹パウダーだけしか他に入っていないのに、生ゴミは2〜3日で姿を消し、匂いはほとんどありません。また、土やおがくずだとよく虫がわく、という話を聞きますが、竹パウダーはいまのところだいじょうぶです。もちろん発酵するための微生物はたくさんいます。



「竹」。
どうやらこれは、「落ち葉」「麻袋」に続く、 <循環> をテーマとした自分の目指すビジネスのまた新たな要素のひとつとなりそうです。


「竹」は上記のように有効的に使うことによって、放任竹林の解決につながる可能性。
「落ち葉」は堆肥作り、土作りのもととなるので、落ち葉自体がもっと価値を持つようになる。落ち葉を拾うことがビジネスになる。
コーヒー豆を運んだあと捨てられている「麻袋」をベランダ菜園のプランターとしての再利用。

美しい社会の循環を具体化させましょう。

2009年6月21日日曜日

起業準備

ブログのタイトルに「実録! ソーシャルビジネス株式会社」というタイトルがついているのは、起業に向けて準備しているからです。


去年の年の瀬に思いを強くし、「起業」に向けて動き始めてちょうど半年が過ぎました。

自分なりにわかってきたのは、「起業」できるまでに大きく分けて3つの段階があるのではないかと思います。


*アイデア
*数字
*設立準備

「アイデア」とは、自分はどういうことがしたくて起業するのか?
なにをビジネスとするのか?

というアイデアの確立です。
日々、違ったアイデアが頭の中に浮かんでは消え、きのうと今日で自分のアイデアに対してアガッたり、サガッたりを繰り返しながら、土台を築きます。夢のようなストーリーを描いたりして、バカにされたりもしますが、そもそもアイデアなくして何も新しいものは生まれません。


しかし、どんな優れたアイデアもビジネスとしてのお金の流れが構築できていないことには利益が生まれません。

そこで、必要なのが「数字」。
経営論です。
お金のフローです。
自分のような経営素人にとっては、最も苦手なジャンルであり、最も知識のないところ。
でも、これがわかっていないと、いったい、商品をいくらで売ればいいのか? 人は雇えるのか?
など、の質問に的確に答えることはできそうにありません。
それではもちろん会社を経営することはできません。


「アイデア」と「数字」が確立してくれば、原価率や仕入れの値段なども目標ができるので、具体的に他業者との交渉に入れます。
それとともに、いよいよ自分の会社の設立へ向けて、具体的な手続き、資金の調達、といった「設立準備期間」に突入するのだと思います。

思い立ってから半年。
いま、自分の段階は「数字」についてのお勉強を始めたところ。
まったく無知からのスタートなので、「限界利益率」とか「変動費」とか出てくる言葉がいちいち理解できませんが、これが結構苦しくもあり、楽しいのです。

また、新たにこの数字についての「学び」をはじめています。
これは半年とかですべてマスターできるわけもありませんが、最低限の基礎を半年ほどで学びたいところです。

つまり、ゼロからのスタートの場合、やはり「起業」への準備期間は1.5年から2年が必要ではないかと思われます。




実際、「起業」に向けての準備期間で新たに学んだことはすでに多く、いままでも結構社会勉強してきたつもりでしたが、世の中には知らないことがなんと多いことでしょう。

まるでゲームのように次から次へとクリアすべき問題や、難関と立ち向かいます。
でもゲームのように刺激的でエキサイティングだったりもします。

「起業」に向けてまたレポートします。

2009年6月14日日曜日

ドンゴロス




ヤシの殻でできた「ココピート」という培地だけで実験的に育てていたトマトがどうも元気がないので、思い切って土に植え替えました。
注目はプランターで、「麻袋」を使っています。

さて、この「麻袋」、海外では「ドンゴロス」という愛称で呼ばれています。
Dungaree のポルトガル語、ということらしいですが、なかなかカワイイ名前です。

プランターは通常、よく見る横長のものとかが使われますが、深さ、高さを求めると、鉢のような巨大なものになって高価になりがち。
その点、麻袋は通気性もよくある程度、折ったりして高さも調節できる。
さて「どうやって入手するか」。
麻袋自体は東急ハンズでも売っていますが、どうしても欲しい種類の麻袋がありました。

それはコーヒー豆の入っていた麻袋。

今回は、いろいろネットで探して、あるコーヒー屋さんにわけていただきました。

どうして、それが欲しかったかというと・・・・

遠い南米のコロンビアやジャマイカやキューバのほうから船で旅をして日本にたどりついた麻袋は、出身地のせいか、なんだか個性的で味があって、音楽でも聞こえてきそうです。

野菜づくりとか家庭菜園というと、どうも「まじめでおとなしい」イメージがつきがちで、その点、このドンゴロスはネーミングといい、ファンキーでかつオーガニックでまるで「ルーツ・レゲエ」のようです。

コーヒー豆を出したあとは捨てるだけの麻袋であれば、プランターとしての再利用は有効ではないか、と思いついたのでした。
で、とにかく本物が見たかったのと、実際に使って栽培したかった結果が上の写真になっています。

まもなくゴーヤのほうも植え替えの必要な時期になりそうなので、こちらは小型の麻袋をずらっと並べて育ててみようっと。

2009年6月6日土曜日

有機栽培とはブルース

有機農業とか有機栽培っていうのは、いってみれば音楽でいう「ブルース」です。

ブルースは今あるあらゆる種類のもとになっている音楽といってもいいでしょう。
(クラッシックのもとにはなってないかもね)

ロックだって、ヒップホップだって、J-POPだって、カントリーだって、エレクトロニックだって、みんなブルースあっての今なのです。

残念なことに、音楽を今の世の中で楽しんでいるひとのなかで「ブルース」を意識したり、感じたり、楽しんだりするひとが非常に少ないのが現状です。


そんな存在がブルースであり、「有機栽培、有機農業」なのかな、と思いました。

好きな音楽か、好きでない音楽か、もっというと、いい音楽か、どうでもいい音楽か、という分かれ目は、音楽のルーツが入っているかどうかで決まります。自分の場合。そしてルーツのなかでも最も核の部分がブルースというわけです。

たとえ、生楽器が入っていない打ち込みだけによる歌のないダンスミュージックだって同じです。
いい音楽であれば attitude として自然に入っていたりします。

その精神を取り入れて理解してリスペクトして今の時代の音として奏でる音楽には「生きるシステム」=「機」が存在するのでしょう。

そうブルースの素になっている要素は、苦しみや、痛み、喜びや、素朴な幸せ、それらの配合加減はいくぶん、苦しみや痛みが多そうだけど、とにかくたくさんの無数の感情が混じり合って、ひとつの表現方法としてブルースが築かれたのです。

いろんな無数の感情、それはまるで土のなかの「有機物」のようです。

ということは、、、、

昨今の農業ムーブメント、特に有機農業に対する関心の高さをみると、・・・・・・こりゃ、近々ブルースもくるかもよ?

次のJ-POP を席巻するのはレゲエでもヒップホップでもエレクトロニックでもなく、ふふふ、ブルースなんだよ。

そんなブルースをみんなも今から聴こう!口ずさもう!演奏してみよう!

2009年6月1日月曜日

ベランダ菜園




世の中で「緑のカーテン」というゴーヤをベランダで育てて、夏の暑さ対策のムーブメントが広がっていますが、ブームからは1ヶ月ほど遅れをとって、種を植えたゴーヤが芽を出しました。
こちらは、実験で特別な「有機的な液体」を肥料代わりに使って育ててみようと思います。

その「有機的な液体」とは。

「お米のとぎ汁」に「みそ汁」を少し混ぜて、1日置いたものを、10倍ほどの水で薄めて与える。

というどこの家庭でも簡単に実践でき、しかもとっても「日本的」な肥料です。

これは那須高原のスノ・ハウスさんというところのホームページで紹介されていました。

家庭菜園において、いかに「化学薬品」を使うことなく、野菜を楽しく簡単に栽培できるか。

日本の伝統である「発酵」を利用する。

実験スタートです。