2009年12月28日月曜日

法人設立に向けて

ちょうど1年前の今頃。

自分で会社を作って、やりたいことを実現させよう、と思った。
自分の利益だけを追求するビジネスモデルとは違う形を模索したいと考えた。
あれから1年。
有機農業の学校に通ったり、創業のゼミナールに通ったり、経営学をネットや本を通じて勉強したみたり・・・


この1年間でやったことを、ざっと大きく分けると、

*ビジネスの中身のアイデア
(いったい何を商売にするのか、何が自分にできるのか)

*資本金の確保
(ゼロ円でも株式会社は作れるが、健全な状態を維持する事は不可能なので、資本金が大事)

*ビジネスを具体化するためのフローづくり
(仕入れ、取引先の確定、販売場所の方法)

*ビジネスの中身のマーケティング
(業界の大まかな流れ、専門知識の習得、世の中の景気など社会状況とのマッチング調査)

*東京都の助成金への申請

*経営学の勉強
(法人化するにあたっては会社経営学の知識が必要)

である。
そして、それぞれが少しずつ固まりはじめた頃、具体的に法人化のスケジュールが見えてくる。

会社の名前を考えたり、法人化に必要な手続きを代行にするか、自分でやるか、銀行はどこをメインバンクにするのか、さらなる融資、助成金の可能性は探ったか?法人の印鑑はいつ作るか、宣伝はどうしよう、などである。

どれもこれもお金を節約するばかり考えていては、時間がかかるので、必要なところは業者に代行してもらい、こだわらなくてもよいところはスムーズに箏が運ぶ方法を優先させてゆく。


しかし、大事なポイントは、会社をつくることが最終目的ではない、ということ。

会社をつくるということは、あくまで、やりたいことを実現するための最良の方法、であるという「手段」にすぎない。

「ソーシャルビジネス」というスタイルは結果としてそうなればよい。
信念の部分でブレていなければいいと考える。




そして、起業を目指すものは時として、非常に不安である。
「揺るぎない精神力」を身につけることも大事なんだな、とこの1年でわかった。
本当にだいじょうぶだろうか?
ビジネスとして成り立つのだろうか?
自分は間違った人生の選択をしていないだろうか?

しかし、すべてはやってみなければ誰にもわからない。
スタートしなければいつまでたっても何も始まらない。

現在始めようとしているビジネスはまさにこれからだけど、これとは別にさらに新しいアイデアを持つことによって、経営者は会社を持続してゆくことができるのだろう。ひとつのビジネスが線となり円となり広がり、つながってゆくことによって本当の会社、仕事になってゆくのだろう。

すべてはやってみないとはじまらない。

いよいよ2010年だ。

2009年12月6日日曜日

国際有機農業映画祭



先日、「国際有機農業映画祭」というイベントに行ってきました。2日間にわたって10本以上の国内、海外の作品が上映されました。今年で第3回目だったようです。(2009 11/27,11/28開催)

すべての作品は見ていませんが、「食」「栽培」「くらし」の本質にあるもの、それは「自然との共生」というテーマが底辺にしっかりと根付いた作品ばかりで、非常に勉強になる内容でした。

「生きていくうえで大事にすべきもの」を学んだように思います。
昔から伝わる「技」「おしえ」、それを守る続ける「伝統」、さらに将来へとつないでゆく「こころ」。
有機農業は深いです。

今後はこういう映画祭、コンテンツがもっと多くの人の目に触れ、多くの人が興味を持つようになるだろうな、と思います。

と同時に、普通にテレビとかでこの種の映画、番組がもっと放映されていいのではないか、と思います。
有料でももっと手軽に見る事ができるシステムがあればいいな、と思います。

タイガー・ウッズの続々とでてくる不倫疑惑と同じくらい、興味深いです。

2009年11月23日月曜日

麻袋野菜栽培と屋上緑化




これは、恵比寿の駅ビルの屋上に最近できた「屋上庭園」です。
ここは、一般の方にも開放していて、屋上にできた農園も貸し出しているようです。
テレビでも紹介されていたので、知っている人も多いかもしれません。
都会の屋上でもどんどん緑化がすすんで、週末はファッションビルの屋上で家庭菜園、というスタイルはすでにはじまっています。

そして、
写真をよく見ると、
「麻袋栽培」をしているようです。
ちょっとした驚きです。

植えているのは大根。

そうです。大根の場合、育てる場合にある程度の深さ、高さが必要です。
しかし、屋上庭園の場合、屋上での「重さ」に制限があり、あまりに多い土を入れると、制限にひっかかってしまいます。
そこで開発されたのが、「軽い土」で、今、注目を集めいろいろなシーンで大活躍しています。
この屋上もそのひとつです。

ただ、大根とかになると、やはり「土の深さ、高さ」が必要、ということで、「麻袋」の登場となったのでしょう。

「麻袋野菜栽培」・・どうやらビルの「屋上緑化」とも共生できそうです。

2009年11月7日土曜日

大根コーヒー豆麻袋栽培



これは、大根とマリーゴールドの混植です。

マリーゴールドを中心に4本の大根を育てています。
ちょっとそれぞれの間隔が狭すぎました。
ベランダの場所が日当りがいまひとつなので、少し成長が遅いようです。

マリーゴールドと大根の関係ですが、
科学的な根拠としましては、「マリーゴールドは大根などアブラナ科を好む害虫のコナガ、モンシロチョウ、ハムシを避ける効力があり、また大根の根こぶセンチュウという病気に対しても弱める働きがある」とされています。

うまく育つといいのですが。

最近、成長が遅いのと、最終的な間引きが終わったので、追肥も兼ねて、家庭でできる「有機的液体肥料」をひさしぶりに与えました。

米を研いだ最初のとぎ汁を500mlペットボトルにいれる。
みそ汁をおおさじ2杯、加える。
一晩常温で置く。
10倍以上に薄め、植物に与える。

ということで、以前にもご紹介した那須高原の「スノ・ハウス」さんというところのホームページで紹介されている方法です。

この液体肥料の楽しいところは、

自分たちの食べ物(生活)のサイクルのなかからつくることができる。
とても簡単につくれる。
1日でできる。
さらに、みそ汁の具によって、海産物の栄養素を取り入れることがきるのでは?

というところです。
最近、茨城県とかでは、農業と林業と漁業の3つの関係に取り組んでいたり、もともと海が蒸発して雨が降り、山から水が流れてまた海に戻る、というサイクルのなかで、「海」と「農業」の関係も注目されています。

貝のみそ汁、とか、お魚のみそ汁とか、海藻類とか、その効果はまったくわかりませんが、いろいろ試していきたいと思います。

2009年10月31日土曜日

これからのビジネスマン

これからのビジネスマンに必要なのは「ファイナンシャル・リテラシー」ではないでしょうか。

ビジネスを数字で理解する術とべでもいいましょうか。お金に関する知識、数字を読む、入れる、能力です。

起業するにあたって勉強しなければいけないもののひとつに、「バランスシート(BS)」や「損益計算書(PL)」とか「キャッシュフロー計算書(CS)」があります。
どういうふうにお金が入ってきて、どういうふうに使われ、最終的な利益が残るか、という会社全体の流れを見るための数字です。
経営者を目指す人は勉強をはじめます。

しかしなかなか奥が深い領域で、基礎知識、基礎用語を身につけてもなかなか実践の経営、日常の場面で使えるまでにはならないようです。

自分も勉強しはじめましたが、まだ基礎用語に触れ始めた段階です・・・

英語のヒアリング習得と似ていて、シャワーのように、いろんな事例に常に接していると、ある日突然、全体がわかるようになるそうです。
だから本格的な習得には日々の努力がかかせないのですが、
この「ファイナンシャル・リテラシー」、基礎知識だけでも知っているのと知らないのとでは、実は会社員として働く場合に大きく生かせそうです。

自分の給料は、本来もらいすぎなのか、少ないのか?ボーナスはいくらもらうのが妥当か?10人いる会社で5人が同じ会議に2時間でると、その会議から生み出す利益はどのくらいのものでないとペイできないか?接待費を使った結果、商品のひとつあたりの粗利益がどのくらい下がったのか?

さらには、こうした数字の理解力をチームで共有していると非常に強いチームが出来上がるでしょう。

実際のところ、こうしたことが数字でスパスパ言えるような会社員は嫌われるでしょうが、少なくとも給料など上司に正しく交渉することができます。

コミュニケーション力、仕事処理能力、情報収集能力、英語力など、これまで「欲しかった能力」に「ファイナンシャル・リテラシー」が追加される日は遠くないでしょう。というか、どれもこれも自分が身に付けてないだけで、すでにみんな身につけてるの?

2009年10月18日日曜日

独立系・市民メディア

今ある公共放送(NHK)と民放のほかに、もうひとつ地上波放送メディアのために空いた枠を与えるとしたら、将来的には「市民メディア」と思われる。

それは公共放送や民放に比べると小さな枠かもしれないけど、民主主義を掲げる社会においては「ステレオタイプでない視点・意見」を発する場があることは後に社会を豊かなものにしてゆくはずだ。

海外のキー局のなかには、ゴールデンタイムには「自局の制作による番組」を流すことを禁じ、「独立系・市民系メディア」によって制作された番組のみを流すことを決定している局もあるという。

娯楽に富んだ、レベルの高い内容で、豪華なタレントが多数出演する番組は、それなりの制作費が必要で、特に初期においては独立系・市民メディアの場合は、この点においてお金とクオリティのバランスの問題が生じるだろう。

その問題を克服するためには、オリジナリティのある視点、放送するまでの機動性、放送前後のネットなどを含む複合的な展開、などで利点を発揮するのが得策だ。

今は、ちょうど2010年度の予算編成とかが日々ニュースで流れているが、民主党にも、上記の「市民メディア」のサポートに向けての意識はあるようなので、可能性として、仮に、来年の今頃、2011年の国の予算を決める段階で総務省の予算にもり込められれば、2年後には晴れていくつかの「独立系・市民メディア」は一般的にスタートラインにたつことができる。

という将来の予想図があって、

「市民メディア」をつくろう!・・・・という目標に1年前から向かっています。

それは報道一辺倒のジャーナリズムではなく、生活の安全、暮らしのアイデア、ネットワークを目的としたラジオに近いメディアづくりが自分の理想。

しかし、いきなり個人には大規模なメディアを作れないので、その前身となる基盤づくりとして、食の安全、子供の教育、社会の循環、などさまざまな要素を含み、まだ今後ニーズが高まる「家庭菜園」に狙いを定め、ネットショップを兼ねたネットワークを構築。

そのために、現在いろいろと「キャベツ」とか作って実験してます・・・と、目標までの道のりがほど遠い!

が、ゼロと1 とでは違う、という思いから動き始めています。

2009年10月17日土曜日

キャベツ麻袋栽培ーつづき




順調に育っているキャベツ麻袋栽培。今朝ははじめて追肥をしました。肥料は、米ぬか、油かす、牛ふん、少量の生ゴミを竹パウダーで堆肥化したもの、を混ぜて発酵させた自作有機肥料「ぼかし」です。