ちょうど1年前の今頃。
自分で会社を作って、やりたいことを実現させよう、と思った。
自分の利益だけを追求するビジネスモデルとは違う形を模索したいと考えた。
あれから1年。
有機農業の学校に通ったり、創業のゼミナールに通ったり、経営学をネットや本を通じて勉強したみたり・・・
この1年間でやったことを、ざっと大きく分けると、
*ビジネスの中身のアイデア
(いったい何を商売にするのか、何が自分にできるのか)
*資本金の確保
(ゼロ円でも株式会社は作れるが、健全な状態を維持する事は不可能なので、資本金が大事)
*ビジネスを具体化するためのフローづくり
(仕入れ、取引先の確定、販売場所の方法)
*ビジネスの中身のマーケティング
(業界の大まかな流れ、専門知識の習得、世の中の景気など社会状況とのマッチング調査)
*東京都の助成金への申請
*経営学の勉強
(法人化するにあたっては会社経営学の知識が必要)
である。
そして、それぞれが少しずつ固まりはじめた頃、具体的に法人化のスケジュールが見えてくる。
会社の名前を考えたり、法人化に必要な手続きを代行にするか、自分でやるか、銀行はどこをメインバンクにするのか、さらなる融資、助成金の可能性は探ったか?法人の印鑑はいつ作るか、宣伝はどうしよう、などである。
どれもこれもお金を節約するばかり考えていては、時間がかかるので、必要なところは業者に代行してもらい、こだわらなくてもよいところはスムーズに箏が運ぶ方法を優先させてゆく。
しかし、大事なポイントは、会社をつくることが最終目的ではない、ということ。
会社をつくるということは、あくまで、やりたいことを実現するための最良の方法、であるという「手段」にすぎない。
「ソーシャルビジネス」というスタイルは結果としてそうなればよい。
信念の部分でブレていなければいいと考える。
そして、起業を目指すものは時として、非常に不安である。
「揺るぎない精神力」を身につけることも大事なんだな、とこの1年でわかった。
本当にだいじょうぶだろうか?
ビジネスとして成り立つのだろうか?
自分は間違った人生の選択をしていないだろうか?
しかし、すべてはやってみなければ誰にもわからない。
スタートしなければいつまでたっても何も始まらない。
現在始めようとしているビジネスはまさにこれからだけど、これとは別にさらに新しいアイデアを持つことによって、経営者は会社を持続してゆくことができるのだろう。ひとつのビジネスが線となり円となり広がり、つながってゆくことによって本当の会社、仕事になってゆくのだろう。
すべてはやってみないとはじまらない。
いよいよ2010年だ。
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