中学校とかって、義務教育だから、いろんな人がいた気がします。
高校とか大学とか社会人になるに従って、だんだん人間のタイプが少なくなって、そのぶん、似たタイプが集まって、考えかたとか話とかが合うような錯覚をします。楽しい気がします。豊かな気がします。
どれも錯覚です。
実は大人の社会になるに従って、なにか問題が起こったときの反応も似ていて、落ち込むときにみんなで落ち込んでしまいます。
強い局面にはみんな鉄壁のように強いけど、弱い部分を疲れると、何百人いてもいとも簡単に崩れ落ちてしまいます。もろいです。
今の時代はわからないけど、自分の頃の小学校とか中学校って、知らず知らずのうちに互いを守っていたのではないでしょうか。
不良の友達とか多いと特にそういう経験をします。
まるでコンパニオン・プランツ。
コンパニオン・プランツとは、有機栽培において、ひとつの植物が、もう一方の植物の天敵である害虫を近づけない作用のある2つの植物の関係です。生育を促進したりもします。
Aという野菜を植えるときは、Bというハーブを隣に植えるといい、とかそういうやつです。
有機農業の考え方とは基本、「共生」と「自立」のバランスです。
土づくりにしてみても、何百種類という有機微生物が土のなかでうごめいているから、生きた土ができます。
農薬でやっつけてきた嫌われ者の虫でさえも、有機農業では他の種類の虫を食べる為に必要で生かしたりします。
あとは「自立」できる環境さえつくっていれば強く育つ、という考え方でしょう。
やっぱり、いろんな種類のバラエティに富んだおもしろい人がたくさんいて、ときどき、うーん、ちょっと苦手、と思っても、実はその人がグループにまわりに、会社に、いることで、外部からはバランスが保ててたり、守られていたり、なんてことありますよね。
「有機」の「機」というのは「生きるシステム(仕組み)」のことで、それが存在する状態を「有機」といいます。
学校も会社も社会も「有機」のほうが長い目で見ると、健康な気がします。
そんなことを考えてたら、今、テレビで、民主党の鳩山さんが党の代表に立候補して、
「大事なのは「共生」と「自立」で、それを可能にするのが「愛」だ」
と言ってました。
党首になったら民主党は、名前を「有機党」とかにすればいいのにね。
そしたら、新しく代わったイメージもでていいかもね。
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