2009年4月26日日曜日

落ち葉拾い

「落ち葉拾い」。

地面に落ちた落ち葉は、コンクリートで囲まれた都会では「ゴミ」かもしれません。
還るところがないのです。

その落ち葉を拾って、20kg入りの袋に詰めて、町に提出すると、400円もらえる、というシステムがあるようです。


やっているのは栃木県茂木町。
行ったことはないのですが「バイオマスタウン」として注目されているようです。
町全体で環境循環型のシステムを構築しています。

その一環で、拾った落ち葉は「堆肥」づくりの材料として加え、「土づくり」をしています。
有機農業の盛んな町なので「土」は町にとって大事な資源となります。


20kg拾うにはどのくらいの労力がいるのか、町にどのくらいの落ち葉が落ちているのか、わかりませんが、町のつわものは、20近い袋をかき集める人もいるようで、そうすると8000円。ばかにできません。

「落ち葉拾い」。

歩きながら自然に触れての作業は健康にもいいのかもしれません。
誰かとお話しながらゆっくりと集めるのは楽しそうに思えます。
町では年配の方が張り切って集めているそうです。

やっているうちに、木からひらひらと落ちる葉がギラギラと輝くお金に見える、というオチはこの町では有名なようです。



400円の、これぞ究極のソーシャル・ビジネスではないでしょうか。



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