「デモクラシー・ナウ(Democracy Now!)」というアメリカの市民メディアの存在を知りました。
独立したNPO法人で、企業の広告でなく、市民によって支えられた非営利メディアとのこと。運営は視聴者の寄付や、視聴料、各種基金からの出資で成り立っているようです。会員制でもあり、日本版もあります。北米500局以上で放送されているニュース番組で、過去のコンテンツにはあの「貧困のない世界を創る」のムハマド・ユヌス氏が「ソーシャルビジネスと未来の資本主義を語る」というインタビューも見ることができます。(しかも熱〜く語っています。)
自分の目指すソーシャルビジネスの柱のひとつがこの「新しいメディア」の形であり、こうしたアメリカの「市民メディア」には大きなヒントがあるように思いました。
「デモクラシー・ナウ」のような本格的ニュース番組に限らず、もう少し身近な柔らかいテーマでも「市民メディア」を創ることこそ、自分の目指すところであり、その基盤として社会のネットワークづくりからまずははじめるべきである、と考えます。
株主の利益を最大にすることを義務づけられる既存メディアとは違った性格を持つメディアの誕生。
日本でもそう遠い将来ではない気がします。
ところでそもそも、「市民メディア」という言葉を知ったのは、先日3月21日、NHKで見た「テレビのこれから」という討論番組でした。
視聴者や民放のテレビ局の人やメディア関係者が「テレビの現状と将来」について語る番組でなかなか興味深いものでした。
番組終了後、明日は「市民発ニュースが社会を変える」という番組を放送します、的な紹介が流れ、俄然興味を持ったので、次の日、見るのを楽しみにしていたところ、当日になって、その番組は、NHKのBSでのみ放送ということがわかり、加入していないので見ることができませんでした。
でも今の時代は便利なもので、NHKも「オンデマンド」というサービスをやっています。
見逃した番組でも番組ごとにパソコンで見ることができます。
とにかく、どうしてもその番組が見たかったので、NHKのオンデマンドのHPを覗いてみたら、当日の放送を見逃した人のために、オンデマンドのサービスリストに入っていました。
さすが、NHKだなぁ、と感心して、そのサービスの会員になってみましたが、登録を終え、いざ、視聴する段階で映像が出てきません。
なんとそのサービスはウィンドウズのみに対応で、自分の使っているMacでは見ることができない、ということでした・・・
「市民メディア」の存在を教えてくれた感謝の気持ちと、メディアの現状と、自分にとってなかなか示唆に富んだ一連の出来事でした。なので、いまだに見たかった番組は見れてないんですよね。
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