2009年4月26日日曜日

落ち葉拾い

「落ち葉拾い」。

地面に落ちた落ち葉は、コンクリートで囲まれた都会では「ゴミ」かもしれません。
還るところがないのです。

その落ち葉を拾って、20kg入りの袋に詰めて、町に提出すると、400円もらえる、というシステムがあるようです。


やっているのは栃木県茂木町。
行ったことはないのですが「バイオマスタウン」として注目されているようです。
町全体で環境循環型のシステムを構築しています。

その一環で、拾った落ち葉は「堆肥」づくりの材料として加え、「土づくり」をしています。
有機農業の盛んな町なので「土」は町にとって大事な資源となります。


20kg拾うにはどのくらいの労力がいるのか、町にどのくらいの落ち葉が落ちているのか、わかりませんが、町のつわものは、20近い袋をかき集める人もいるようで、そうすると8000円。ばかにできません。

「落ち葉拾い」。

歩きながら自然に触れての作業は健康にもいいのかもしれません。
誰かとお話しながらゆっくりと集めるのは楽しそうに思えます。
町では年配の方が張り切って集めているそうです。

やっているうちに、木からひらひらと落ちる葉がギラギラと輝くお金に見える、というオチはこの町では有名なようです。



400円の、これぞ究極のソーシャル・ビジネスではないでしょうか。



2009年4月12日日曜日

木質ペレット

この週末から、「鯉淵学園農業栄養専門学校」の短期農業研修:社会人コースがスタートしました。

「習い事」は楽しいです。
好奇心旺盛な子供に戻った気分です。

「有機農業」の考え方、方法、そして全体を学ぶ、というのが自分の目的です。
このコースはそんな「有機農業」に特化したコースなのです。
もちろん生徒さんのなかには、本格的な「就農」を目的にされて来ている方も多いです。
自分の場合は特に、「土」を中心とした有機栽培、そしてその有機農業と関連するさまざまな共生するもの、を学ぶことがテーマです。

週末の土曜か日曜の1日、もしくは2日間、の2つのコースがあり、参加しているのは1日コースで、これがほぼ毎週9月まで続きます。

で、

人は興味を抱くときに頭のなかに浮かぶ「?」が、少しの時間を経て「!」になると、人に伝えたくなるのではないでしょうか。

「!」になったので伝えます。

それは、「木質ペレット」。


そもそも先生が「土」のお話をされているときに、「木のくず」が堆肥のもとになる、というお話から、伐採した「木」の使い方のお話になり、土の堆肥にも使えるし、「木製ペレット」という使い方もあると教えてくれました。


この「木質ペレット」、ネットとかで検索するとすぐにでてきますが、「木質バイオエネルギー」です。日本でもいろいろ作っている会社はすでにいくつかあるようです。


で自分がわくわくしたポイントは、

「木質ペレット」→森林と畑の関係→林業と農業の共生→「地域の循環モデルの仕組み作り」

「木質ペレット」→ペレットストーブに使用される→会社、企業、工場などで主に使われる→コンパクトでリーズナブルになれば家庭でも使用可能→「介護施設に適す」のでは?

「木」→「土のもとになる」+「石油に代わるバイオエネルギー」→「地球にとってもいい」

そして森林の木をある程度必要な量、伐採することは、洪水などでの土砂崩れなども結果的に防ぐといいます。(森林をほったらかしにした結果、森林が増え過ぎ、すると個々の木々が十分に生育せず、また土も痩せてくる、という悪循環からの脱却)

よっ!ソーシャルビジネス!

いいことづくめなので、やってみたいと思いました。
やってみます。
どうやって?

また探っていくうちに答えが見つかることでしょう。

自分でエネルギーを作るなんて、かっくいー!

自分にとっては「土」からはじまったわくわくする新たなアイデアとの出会いでした。
先生ありがとう。


2009年3月29日日曜日

市民メディア

デモクラシー・ナウ(Democracy Now!)」というアメリカの市民メディアの存在を知りました。


独立したNPO法人で、企業の広告でなく、市民によって支えられた非営利メディアとのこと。運営は視聴者の寄付や、視聴料、各種基金からの出資で成り立っているようです。会員制でもあり、日本版もあります。北米500局以上で放送されているニュース番組で、過去のコンテンツにはあの「貧困のない世界を創る」のムハマド・ユヌス氏が「ソーシャルビジネスと未来の資本主義を語る」というインタビューも見ることができます。(しかも熱〜く語っています。)

自分の目指すソーシャルビジネスの柱のひとつがこの「新しいメディア」の形であり、こうしたアメリカの「市民メディア」には大きなヒントがあるように思いました。
「デモクラシー・ナウ」のような本格的ニュース番組に限らず、もう少し身近な柔らかいテーマでも「市民メディア」を創ることこそ、自分の目指すところであり、その基盤として社会のネットワークづくりからまずははじめるべきである、と考えます。

株主の利益を最大にすることを義務づけられる既存メディアとは違った性格を持つメディアの誕生。
日本でもそう遠い将来ではない気がします。



ところでそもそも、「市民メディア」という言葉を知ったのは、先日3月21日、NHKで見た「テレビのこれから」という討論番組でした。

視聴者や民放のテレビ局の人やメディア関係者が「テレビの現状と将来」について語る番組でなかなか興味深いものでした。

番組終了後、明日は「市民発ニュースが社会を変える」という番組を放送します、的な紹介が流れ、俄然興味を持ったので、次の日、見るのを楽しみにしていたところ、当日になって、その番組は、NHKのBSでのみ放送ということがわかり、加入していないので見ることができませんでした。

でも今の時代は便利なもので、NHKも「オンデマンド」というサービスをやっています。
見逃した番組でも番組ごとにパソコンで見ることができます。
とにかく、どうしてもその番組が見たかったので、NHKのオンデマンドのHPを覗いてみたら、当日の放送を見逃した人のために、オンデマンドのサービスリストに入っていました。

さすが、NHKだなぁ、と感心して、そのサービスの会員になってみましたが、登録を終え、いざ、視聴する段階で映像が出てきません。

なんとそのサービスはウィンドウズのみに対応で、自分の使っているMacでは見ることができない、ということでした・・・


「市民メディア」の存在を教えてくれた感謝の気持ちと、メディアの現状と、自分にとってなかなか示唆に富んだ一連の出来事でした。なので、いまだに見たかった番組は見れてないんですよね。

2009年3月20日金曜日

ソーシャルビジネス全国フォーラム行ってきました。



経済産業省が主催する「ソーシャルビジネス全国フォーラム」に行ってきました。全国から個人、団体含め500以上の参加があったそうです。朝の10時から交流会を含め19時過ぎまで充実の内容でした。



すべての講演に参加することはできませんでしたが、デフタ・パートナーズの原 丈人さんの"公益資本主義"というスタイルや近い将来の社会の展望、「大地を守る会」の藤田さんの30年以上に渡る経験に裏打ちされたお話、NPO法人フローレンスの駒崎さんの社会起業家のスタート・アップについてのお話、など非常に有意義な時間を過ごすことができました。

この1日を終えて改めて学んだことは、

ソーシャルビジネスにおいても儲けることは事業を持続させる上でも非常に重要で、ポイントは利益が出たときのその使い方にある。

ひとつのビジネスが点でなく線、面になる社会的な仕組みを構築すること。

講演をされた方々の多くが非常にコミュニケーション能力に長けており、人間として魅力的である。基本となる人間力-強い理念を人に伝える、実行に移す、続ける-が重要な要素。

またフローランス駒崎さんの紹介された、「いつも革命を起こすのは3つの者たちで、若者とよそ者と愚か者だ」というメッセージにも強く励まされました。

若者------若い人。(自分が若いと思っていれば若い)

よそ者----その分野の専門家でなく他業種からの参入であったり、新規参入者。

愚か者----社会起業家などというリスクも伴う事業を選択する無謀なチャレンジャー。


2009年3月9日月曜日

ソーシャルビジネス全国フォーラム

なんと第1回の「ソーシャルビジネス全国フォーラム」というものが開催されます。日時は3月19日。申し込みの日時が迫っているようなので、興味のあるかたは急ぎましょう。(東京都江東区TOC有明コンベンションホールにて)

フォーラムの内容は、
「実践者の方々の特別講演」や「ソーシャルビジネス55選」の表彰(経済産業省選出)などです。

全国からさまざまな業種のソーシャルビジネス、コミュニティビジネスの経験者の方々が一堂に集まるということで、非常に楽しみです。

未来へのヒントがたくさん見つかりそうです。

当日の様子はもちろんレポートいたします。

2009年2月28日土曜日

チャリティマラソンとソーシャルビジネス

ジョギングやマラソンをする人が読者の雑誌(ベースボールマガジン社:ランニングマガジン クリール)を見ていたら「ソーシャル・ビジネス」のヒントとなる非常に興味深い記事と出会いました。

記事によるとイギリスという国はマラソンを通じたチャリティーが盛んだということです。

先日読んだ経済産業省のレポートによるとイギリスという国はソーシャルビジネスも盛んな国だと評判です。

イギリスで盛んなこの2つ・・・未来へのヒントがありそうです。


まずは、マラソンとチャリティの仕組み。

「今度○○マラソン大会にでるんだけど、もし1位になったら(または完走したら)1ポンドください。達成したらそのお金は●●研究施設に寄付いたします」

ということが習慣、風土としてイギリスでは普通に成り立っているらしいのです。
それによって、選手はレースに対して、自分ひとりのためでなく、勝てば(完走すれば)他の人にも有益なことが起こる、という新たなモチベーションが生まれます。また寄付する側のひとにとっては、個人ひとりのための利益になることに対しては躊躇しても、目標が達成されることによって研究施設に自分のお金が寄付される、となると少し背中を押された気持ちになるかもしれません。

選手を応援するにもひとりの個人にお金を投資するという形よりも、投資先は「社会事業」というところがレース結果による感情のねじれをも防ぐ「クールさ」なのではないでしょうか。

ランナー雑誌の取材記事によると、こうした仕組みが成熟した結果、イギリスでチャリティマラソンが盛んで、大会にはいくつもの公式チャリティー団体が参加しているものがあるとのこと。例えば有名選手は、ロンドンマラソンを走るとなると、記録とかの興味よりも 、「どのチャリティーのために走りますか?」と聞かれるそうです!!

イギリスでは
どういった社会的目的を持ってこのマラソンに挑みますか?

という姿勢(attitude)こそが重要なのでしょう。

もうお気づきかもしれませんが、つまりこれは私の目指す「ソーシャルビジネス」の形なのです。
少し置き換えてみましょう。
選手が会社であり、応援してくれる人々、周りの人々がいて、その人たちから集められた(支払った)ものによって生じた利益はすべてが会社の利益でなく、まずは社会的な貢献のために使われる仕組み。

この仕組みづくりこそが未来へのソーシャルビジネスの株式会社の理想といえます。

まだ選手を通して上記のような形で寄付したことはないけれど、実際、自分が趣味でランニングのレースに参加するときに、チャリティ関係のレースとか、1キロあたりいくら寄付します、という目的を持ったレースに参加すると、体がきついときに第2のモチベーション(寄付)という目に見えない力が走るパワーとなることは少なくありません。年々増加するランニングレースの中でそうしたチャリティや環境保護を目的としたレースも数多く存在します。

いつかこんな日が来ます。
「あなたはどの社会事業のために働いてますか?」

今回はイギリスのチャリティマラソンに学ぶソーシャルビジネスの仕組みでした。






2009年2月22日日曜日

ソーシャルビジネス & Symbiosis Media

「立体駐車場が車を置く代わりに立体の賃貸畑になる」
「コンビニで土から引っこ抜いて野菜を買うようになる」
「街に菜園についてのノウハウをアドバイスするようなコミュニティ・ストアが多くできる」
「新しい消費者、大衆によって作られる巨大なメディアが誕生する」
「新しいタイプの株式会社が生まれる」

・・・・・などここ数ヶ月のあいだに大きく自分の頭の中で膨らみ続ける断片的なアイデアは実はそれぞれ根っこの部分で絡み合っているのではないか、と思い始めました。昨年後半の株価大暴落やオバマ政権の誕生、押し寄せる環境問題、新エネルギーへの期待、と確実に地球規模の変化を問われる今、日常に生きる我々も新たな生活にシフトし始めるタイミングが来ているのではないでしょうか。

まずは2つの大きな柱を目標に置きました。

ソーシャルビジネス」という新たな株式会社の形の実現に向けて。
Symbiosis Media」(共生メディア)ともいうべき、新たなメディアの形成。

この2つを実現するには、10年、20年とかかるかもしれません。はじめから大きなことはできません。でも始めなければ小さなこともできません。その第一歩がこのブログをスタートさせることでした。冒頭の夢想家のようなことを想像していると、とても体が熱くなりワクワクしてきます。このワクワクした感覚を忘れることなくまだ実現していない自分の頭のなかにだけ存在する「映画」を現実化していきたいと思います。映画を上映するのではなく実践していきたいと考えています。そしてまわりの人を驚かせたり、少し元気にさせたり、笑ってもらったりするその映画のシナリオは皆さんと一緒にこのブログをスタート地点に作り上げていこうと思います。